美しいことを求め続ける

  • 2019.05.11 Saturday
  • 20:40

結局僕が出した答えは、NO。

「自分が(どの子も大切で)選べないのに、どうやって友達を選べと教えるのか」

ということだった。

「どちらの子にも良さがあり、互いがそこに気づくと共に、誰にも欠点はあり、それを受け入れる寛容さと柔軟さも身につけて欲しい」

そう願い、その子たちの可能性を諦めてしまう自分がどうしても受け入れられなかった。


この頃から、僕は教師として自分のあり方、信念をかなり強く意識するようになった。子育て・教育の方向性に迷った時に、決してブレることのない、立ち戻ることのできる場所…。その大切さを認識し、いつも求めてきた。


そして今、2つのブレない想いが僕にはある。


○子どもの可能性を信じる

○美しいことを求め続ける


子ども一人ひとりの輝く未来を想像した時に、どうしてもこの2つは外せない。自分が、社会が、たとえどんなに汚れていたとしても、子どもに希望を与え続けるには、子どもに映る大人の姿はこうあるべきだ。


そして子ども自身が自分の力で輝けるようになれば、そこからは世の中に様々な汚れがあることも自分自身で感じ取り、そこで自分が天秤にかけ、色々なバランスを取りながら生きやすい方向を選択していけば良い。

「友達みんなと仲良くなっちゃおうぜ」

そんなことを担任が言っても、わかっちゃいるが、程よい付き合い方を子ども自身が探る。それで良いと思う。その選択を、敢えて大人がしてやることはない…。


子育てに答えはない。しかし、これだけの情報が溢れる社会。様々な子どもたちをみてきて、教育に携わってきて、幼く純粋な子どもたちが、超過大な刺激にさらされていることが正直恐ろしい。だからこそ、子どもが生き生きと輝いている未来を想像した時に、そこに大きな影響を与える大人として、自分のあり方に責任をもつことはとても大切なことであり、身近にいる大人が美しいこと(どんな世の中でも普遍的な価値)を伝え続けることはとても大切なことだと信じている。


僕はこれからも子どもの可能性を信じ、子どもにも大人にも美しいことを求め続け、誰もが美しく輝ける空間を、まずはこの保育園で創り上げたい。




子育てに正解はない その2

  • 2019.05.04 Saturday
  • 19:26

「先生の言うことはキレイ事ですよ。私は子どもに、友達は選びなさい、と伝えています…」


ある日校長室で、僕は保護者の対応をしていた。その中で言われた言葉だ。


その時、僕は怯んだ。胸に突き刺さるような言葉だった。

「自分が教えていることは、本当に子どもを正しい方向へ導いているんだろうか。」

「教師としての自分のあり方は、本当にこれでいいのだろうか。」

教師になってからずっと心のどこかで悶々としていた悩み・苦しみの繊細な部分に、突きつけられた言葉だった。


前回のブログに続く、正解がないからこそ悩み、苦しむ…というまさにその部分。


「みんなのことが大好きになっちゃおうぜ!そして最高のクラスを作ろうぜ!!」って旗を掲げる僕の姿勢と

「自分のために友達は選んで付き合いなさい。」と現実的な話をする保護者の姿勢。


校長室でのやり取りは元々子ども同士のトラブルから始まった。僕も苦しんだが、間に挟まれた子どもはもっと苦しんだだろう。明らかに僕の力不足である。


しばらく悩み苦しんだものの、今思えば、この経験をきっかけに僕は自分なりの正解を導き出すことができたと思っている。子どもにも親にも迷惑をかけたが、とても貴重な経験をさせてもらったことに感謝せねばならない。


この事例、皆さんはどう思われるだろうか。

賛否両論あることと思う。


続きは次回のブログにて。



子育てに正解はない

  • 2019.05.04 Saturday
  • 05:05

「教育に正解はない」という。教師をしていると、まさにこれを痛感する。同じことを子どもがしても、教師それぞれ、その対応方法が違う。「正解はない」ものの、正しい方向へと導く手段は様々あり、それだからこそその様々な発見が面白いと思うし、逆に、正解がないからこそ迷い、苦しむことも多々あった。


同様に「子育てに正解はない」とも言える。

教師であれ親であれ、経験が浅いほど、教育・子育てに悩むのは当たり前だし、悩むことはとても大切な経験だと思っている。逆に悩まない大人ほど、子どもに対して傲慢であったり、子どもの目線に立って考えようとするとても大切な姿勢が足りなかったりすることもある。


「子育てに正解はない…」だからこそ、子育てに悩むのが当たり前なのだ。今、子育てに悩まれている方は、子育てをしていく上で大切な要素を持っているのであり、誰もが通る道を歩んでいる。下を向かずに、胸を張って欲しい。


そして、僕は教師という仕事を通して、たくさんの保護者から魅力的な子育てのあり方や関わり方を学ばせてもらっている。今後は園長として、これから子育てをスタートさせる保護者の方々にしっかりとその学びを伝えていきたい。


感謝と、幸せと。

  • 2019.04.21 Sunday
  • 12:20

4月15日、開園式・入園式が無事に行われた。

思い描いてきた保育園と、園長としての仕事が現実となり、ついにスタートしたのだ。

なんだかまだ信じられない。しかし感慨にふけっている時間は全くなく、毎日があっという間に過ぎていく1週間だった。

このような中、まだまだ園が未知数であるにもかかわらず、大切な大切なお子様を預けてくださる親御さんがたくさんいらしたことには、ただただ感謝の想いしかない。どんなにか入れてくださったお子さまが愛おしく、大切にしたいと思うことか!!


どの子も本当にかわいくてかわいくてたまらない。子どもはまさに幸せのかたまり。そばにいてくれるだけで、みんながほっこりする。尖った気持ちもまん丸になってしまう。みんなが優しい気持ちになり、幸せいっぱいの空間になってしまう。

言葉には上手く表せないが、今の社会が、大人が、ここから学ぶべきことはたくさんあると思っている。

なぜならここに幸せの原点があるから。このことを悟っている大人は、きっと幸せの空間を創れる大人。

きっとこれからたくさんの課題や壁を乗り越えていかねばならないであろうが、どんな時でも子どもたちが与えてくれる幸せを大切にし、僕自身も幸せを分け与えられる大人でありたいと強く思う。




チームいちばん星の心得

  • 2019.04.06 Saturday
  • 06:59

いよいよ新年度がスタートした。

4月1日、たった1人の会社から一気に13人の会社に。子どもを前にすると自然とスイッチが入ってくれるのだが、大人を前に話をするのはすこぶる苦手。とても緊張しつつ、でも自分の想いが自分を支えてくれて、伝えたいことの7割くらいは話せたかな?


主に伝えたことは、「子ども・保育を通して全ての人が幸せな空間を創る」という僕の願い、利用してくださる子ども・家庭が幸せになるためには職員のみなさんも仕事を通して幸せになってもらいたい、ということ。


そして、そんな空間を創造するために大切な『チームいちばん星の心得』として5つの言葉を職員に送らせてもらった。(たぶんこれを読んでいる僕の教え子たちはここで「でたでた」と笑っているでしょう  笑)


『チームいちばん星の心得』

誠実・尊重・感謝・無邪気・情熱


職員には一つ一つ話をさせてもらったが、この言葉を胸に、皆で大切にしていけば、きっと幸せな空間を創ることができると信じる。


まだまだ安定軌道とは程遠く、日々一つ一つ課題をクリアすることで誰もが精一杯。。。不安がある中、それでも新たに出会った仲間と共に力を合わせて前へ進もうとする職員の姿勢に、僕はとても勇気をもらっている。これが自己満足に陥ることなく、地に足をつけてしっかりと進むためには、子どもたち・保護者様の表情が正しい方向性への主なバロメーターとなる。


開園まであと1週間。まずはそこまで、かわいいかわいい子どもたちとの生活をワクワクのエネルギーに変え、皆で力を合わせて歩んでいきたい。

夜のいちばん星!

  • 2019.04.04 Thursday
  • 05:46

すごーく悩んだ、夜のライトアップ。

お迎えに来た保護者の方とお子さまが帰る時に、なーんとなく園を振り返りたくなるような、そんな風にしたくて、たくさんの方々とかなり時間をかけて検討してきた結果こんな風になりました!

結果大満足!

サインをつける場所、色、材質、照明の種類と位置等々、全て一発勝負。


よかった〜。


寒い冬でも、少しでもご家庭の気持ちが、地域の方々の気持ちがほっこりしてくれたら嬉しいです。。。


中身もしっかりと『幸せオーラ溢れる園』にしていこうと思います!!


園のロゴ完成!

  • 2019.03.31 Sunday
  • 02:37

ついに園のロゴが完成し、園舎に取り付けられました!!

我ながらいい感じ〜  笑

もう1バージョンあります。

ジャーン!!

これもかなり気に入ってます  笑


デザインはPAPIER LABO.さん。

http://www.papierlabo.com/

単にかわいいだけでなく、想いがたくさん詰まっていて、大人の方にも受け入れられる保育園をイメージしてくださったそうです。

ステキなデザインをありがとうございました!


園のカラーはオレンジ色。

いちばん星が輝き始め、夕日で一面に染められた空の色です。

そしてオレンジ色の意味合いは

『明るい、楽しい、暖かい、幸福感…』

とも言われています。

そんな空間で、子どもたち一人一人のいちばん星をキラキラと輝かせていきます!!



寺子屋いちばん星

  • 2019.03.10 Sunday
  • 02:10

僕には保育園でどうしてもやりたいことがある。

保育園立ち上げの動機の一つが、義務教育できちんと成長していくための「素地」づくり。そしてそのための場『寺子屋いちばん星』だ。

 

僕は多くの子ども、家庭と関わる中で、子どもがよい方向へと変わっていく過程をたくさん見てきた。

子どもは成長の好循環が生まれると、次から次へとよい方向へエネルギーを使い始める。

その喜びを知った子どもの成長の伸びしろはすさまじく大きい。

教育を司るものとして、僕はこの1点にこだわった。イメージとしては「成長の軌道に乗せる」こと。

この「成長の軌道に乗せる」ための働きかけは、早ければ早いほどよい。軌道の修正も容易である。

小学校高学年をもつことが圧倒的に多かった僕は、「軌道修正」にたくさんの時間と労力を費やした。

 

しかし保育園ならば、「軌道修正」の必要などない。成長軌道を創ってあげればよいのだ。

0歳から5歳までの6年間、保護者とともに、全職員でその軌道をしっかりと創りあげる。ていねいに丁寧に。

そして最後の1年間、お昼寝がなくなった5歳児たちには特別な時間『寺子屋いちばん星』が待っている!!

そこは楽しい楽しい、ちょっぴり頑張ることも必要な修行の場。

元小学校教師であり園長である僕自らが、小学校できちんと成長していくため、ブレることのない盤石な成長軌道の総仕上げをする。

「ああ、なんてワクワクする仕事なんだろう!」心が高まるばかりだが----------

 

開園まであと一か月で5歳児の入園希望0……(汗)

まあ、小学校まであと一年の段階でわざわざ転園の選択をしないのはあたり前といえばあたり前かぁ〜と思いつつ・・・

たった一年だけだけど、転園させてでも入園する価値を見出せるのになぁ〜なんて思っている自分もいたりして・・・


現在0〜3歳までの入園が決まっている子どもたちが成長して『寺子屋いちばん星』で過ごせる日まで、しっかりとその想いを温めておきつつ、小学校教諭として勤務してきた経験を少しでも園児や保護者様に還元したいと考えている。

 

もしも小学校就学前に心配でお悩みの親御さんがいらしたら、ぜひぜひお気軽に当園を訪ねてみてくださいね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本一味噌汁の美味しい保育園

  • 2019.02.27 Wednesday
  • 22:16

3日前から博多に入っている。

そして昨日から2日間丸々、福岡市早良区にある高取保育園で働かせていただいた。この保育園は映画にもなり、日本全国でも有名な保育園だ。
https://m.youtube.com/watch?v=IdCBE303v_4 


この映像から伝わるように、この保育園の子どもたちは本当によく食べる。年長児の盛り付けを見た瞬間、さすがに驚きを隠せなかった。どの子のを見ても、普通の小学校高学年の子に盛られる量くらいはあるのだ!


そして何よりも味噌汁が最高に美味い。これまでの人生で食べた味噌汁の中でも格別に美味い。さらに、玄米は驚くほどに柔らかく、7分づきくらいの感覚で食べられる。これが毎日食べられる子どもたちは、本当に幸せだと思った。



この映画を観たとき、絶対にここで働かせてもらいたい!!そう思い、何度も園に電話をして今回のご縁が生まれた。そして、たったの2日間であったが、とてつもない大きな体験と希望を胸に、僕は帰路についている。


というのも、僕がずっと心のどこかで求めていたものが、この保育園には確かなものとしてあり、それがはっきりしたのだ。それは、子どもを信じ、子どもの力を目一杯引き出すために、日々、一分一秒に勝負をかけている全職員の姿だった。これだけ子どもと大人が向き合って日々活動していれば、あれだけの食欲が生まれるのもうなずける。こんなにも子どもの可能性を引き出す保育園の存在に、僕は大きな勇気をいただいた。


別れる前に、僕は元小学校教師として精一杯年長の園児さんにエールを送った。とても誇らしげな、自尊感情に満ちた顔だった。きっと次の小学校でたくさんたくさん活躍をする子どもたちなんだろうな…。


大きな志をもった保育園。一杯の味噌汁の深い味わいが、そのすべてを物語っている…そんな保育園で少しだけでも過ごさせていただけたことに、心から感謝したい。


子どもの価値観を育てるために

  • 2019.02.24 Sunday
  • 01:24

「あれ、そこ誉めてあげないの??」

こう思うことがよくある。

これまでたくさん子どもとかかわる大人(保護者・教育者等)を見てきたが、動機づけや励ましはよくしても、子どもを「評価」することはあっさりしているなと感じることが意外に多い。

子どもはいろんなところで善い行動をしているが、それを子ども自身は気づけていない。そして、それをていねいに拾ってあげられる大人もそれほど多くないのかもしれない。

善い行動をしたら見ていたこちらも嬉しくなる。それをきちんと言葉で伝える。ただ誉めるだけでなく、できるだけ詳しくなぜその行動が善いのかを「評価」して伝える。このことにより、その子の善い行いは「価値のあること」として強く心に刻まれる。

例えば、子どもが100点をとって嬉しそうに報告してきたとする。

「お、すごい!」「がんばったね!」これらは当然よく聞く言葉。

しかし、子どもを伸ばそうとする大人はここからを大切にする。

「なんで100点とれたの??どう頑張ったらそんな点とれたのー!?」

「今日はね見直しをていねいにやったら、簡単なミスを見つけたんだよ!」

「それはすごい!見直しってとても大切なんだね!」「○○くんは最後まであきらめずに頑張れる子なんだね!!」

この会話で子どもには二つの行いが明確に「価値あること」として刻まれた。

「テストで見直しをするとよい結果につながる」

「最後まであきらめずに努力することの大切さ」

である。

 

僕は教員時代、この「評価」を大きな武器として学級経営に力を注いだ。

例えば、みんなに聞こえるように、わざと遠くの子を大きな声で誉める。

「○○くん、今とてもていねいな挨拶ができていたね!!すばらしい!」

「○○さん、下級生に優しい声掛けしていたね!お姉さんだなぁ〜」

また、学級便りには個人の善い行いを随時取り上げ、なぜその行いが善いのか具体的に評価することで子どもの心に価値観として刻まれるよう掲載もした。


子どもたちのたくさんの善い行いに素直に共感し、その喜びを具体的に子どもたちに伝えていくだけで、善い行いの連鎖反応が生まれ、学級が、学校全体がとても心地よい幸せな空間になる。これぞ教師の醍醐味。

大人がきちんと評価をし、価値づけてあげることで子どもたちの価値観を確実に育てていくことができる。

子どもが正しい価値観を積み重ねることができれば、自立して価値あることに力を注げる人間に成長していく。

保育園でも同じ。発達段階に合わせて、子どものがんばりや善い行いを共感し、喜びを伝えていくだけできっとハッピーな空間が生まれると信じている。

 

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